こんにちは、ちーさんです。
【親からの言葉】にまつわるエピソードと料理。
新春特別号の今回は、
うま煮
昔から我が家の正月料理の定番の一つで、お袋の味であり、今年も母親、奥さん、娘で作ってくれましたというMさんのお話です。
是非お楽しみください。
【Mさん】
我が家は、祖父母と両親、2兄弟の6人家族で、叔父も小学校6年まで一緒に暮らしていたので、合計7人という大家族でした。
家の周りには田んぼや畑もあり、私は兼業農家のいわゆる田舎の長男として育ちました。
【長男】
幼少期より父からはすごく厳しく躾をされて、
「お前は長男だから、この家を継ぐんだ」、
「弟はこの家を出ていくから、お前しかいない。」
と当たり前のようにいつも言われていました。
「長男」という言葉が呪縛のように、いつもいろんな判断の際に頭に思い浮かんできていたのを思い出します。
現在は、親の期待通りなのかはわかりませんが、地元の会社に就職し、親と同居をしています。
いいことも、悪いことも、恩恵も負担も色々とありますし、結果として本当にこれでよかったのかはわかりませんが、日々平穏に暮らしています。
【両親】
1年半前、両親の金婚式のお祝いに、両親と弟家族で初めて家族旅行に行きました。
お伊勢さんにお参りして、鳥羽のホテルで夜中まで飲んで語り、花束とお揃いの記念Tシャツをプレゼントしました。
その時、二人が
「こんなに嬉しいことはない、人生で今が一番幸せ!」
と涙を流しながら言ってくれたことが、今でも心に残っています。
自分の場合は両親と同居で、妻の実家も車で30分くらいと近く、言葉を交わすのが日常で感覚は違うのかもしれませんが、あらためて両親への感謝の気持ちを思い出しました。 いつもありがとうね。
そんな我が家のお袋の味が「うま煮」です。
とっても旨いので是非作ってみてください!
材料
鶏肉
干し椎茸
蓮根
竹の子
こんにゃく
人参
なると
かまぼこ
長芋
百合根
ぎんなん
調味料
砂糖
塩
出汁(干し椎茸の戻し汁)
白だし
※使用量は目分量!
作り方
①全ての食材を一口大に切る
②ぎんなんは殻ごと焼いて実を取り出す
③百合根以外を調味料で煮る
④仕上げの少し前に百合根を加えてさらに煮込んで出来上がり
大鍋でいろんな食材を使用することにより、それぞれの旨味が合わさって、美味しくなりますね。
JBK-ITCHEN 第89弾
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